ことばと音楽 de 支援 〜有働眞理子・高野美由紀共同研究サイト〜

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現在のプロジェクトのこと

基盤研究(C):26370484
研究課題:知的障害児・者の音楽的活動の場に見る発話の音楽性と対話活性化の関係

[研究の目指すところ]
 知的障害児・者(広義には、コミュニケーション困難を抱える人々)の対話環境向上を社会貢献的な目標とし、言語学・発達科学・教育実践学の学際的な観点から、ことばの音楽性(音声発話)と身体運動(身振り・ジェスチャー)が対話促進に貢献する状況を、実証的に観察・分析し、かつ具体的支援方法の検討や提案につなげることを目的としています。
 知的障害児の教室や余暇活動での対話場面を観察し、知的障害児と教師・養育者・ケア担当者の関係の中で、いかに身体性豊かでインタラクティブなコミュニケーションが交換されるのか、実践活動の場面を具に観察・分析し、そこから手がかりを得て、具体的な支援教材・方法開発等につなげたいと考えています。活性化された対話環境は、障害を抱える人々の人生の質向上に力を持つものであり、そこに幾許かでも貢献できればと願っています。

[現在進行中のこと]
  • 音楽活動や音楽療法セッションの観察・分析
  • 過去の関連科研プロジェクトで作成した「はみがきソング」支援教材の活用状況調査
  • 支援教材作成企画
  • 語りと音楽をつなぐ活動の場やワークショップの企画・設定

[平成26年度の研究成果]
  • 日本発達心理学会第26回大会ラウンドテーブル発表
  • 「融合することばと音楽:知的障害児・者の音楽的活動の場に見られる対話の芽生え」
    関連リンク
    発表要旨(PDF)